宇宙戦隊キュウレンジャーSpace.4 夢見るアンドロイド 感想ネタバレ情報
宇宙戦隊キュウレンジャーとは?簡単な説明
宇宙戦隊キュウレンジャーは、レンジャーシリーズの41作目。
キャッチコピーは、
「9人の究極の救世主」
「1人1人がスーパースター、9人揃ってオールスター」
と、なんとも楽しげですw
最初は仲間集めからスタートして、徐々にレンジャー一人一人の内面に触れて行きつつ、チームとして進化していく、というのがレンジャーものの醍醐味ですが、まさにその王道な感じがします。
監督は、柴崎貴行氏、杉原輝昭氏、加藤弘之氏の3名。
柴崎監督は、仮面ライダー剣、仮面ライダー響鬼、仮面ライダーカブトなど、平成仮面ライダーシリーズを中心に、侍戦隊シンケンジャー、特命戦隊ゴーバスターズ、獣電戦隊キョウリュウジャー、動物戦隊ジュウオウジャーなど、レンジャーシリーズ、東映特撮を手がけています。
加藤監督は、ロボコン!からスタートしています。
今回担当の杉原監督は、前作の動物戦隊ジュウオウジャーから、東宝・朝日の地上波特撮シリーズに参加したみたいですね。若手の監督さんなのでしょう。今後の活躍も楽しみです。
Space.4 夢見るアンドロイド ネタバレ・感想
さて、以下ネタバレ・感想です
今回の主役はピンクのアンドロイドラプター283とカジキイエロースパーダでした。
舞台は地球。地球にダイカーンの乗り物もライマーズが複数確認され、調査のために地球へ急ぎます。
ちなみに、地球は宇宙の中ではど田舎だそうですw
そのど田舎地球に降り立つキュウレンジャーを5人選んだのですが、、、
選び方が福引マシーンってレトロじゃんw
ちなみに選ばれた5人は、
・シンレッド:ラッキー
・カメレオングリーン:ハミィ
・オオカミブルー:ガル
・オウシブラック:チャンプ
・カジキイエロー;スパーダ
加えて、お使いにラプターが選ばれました。
ショウ・ロンポーが桃を食べたかったそうで、地球の桃を買ってくるのがラプターの任務です。
さて、地球に降り立つとそこには、人の夢を食べてしまうダイカーン「夢パックン」が。
繰り広げられていたのは、夢パックンが子供の夢を食べ、子供が昏睡状態になるというもの。
ひどい話、と思いますが、でもさ・・・
子供の夢が、「お腹いっぱいご飯が食べたい」って・・・
どんだけ貧しい星として描かれているんだw
子供の夢を食べる = ひどい話
ですが、
その夢が「お腹いっぱいご飯が食べたい」だと、ちょっとした笑い話です。
もちろんそういう人もいると思います。しかし、今回はそういう話ではないのです。
夢パックンとキュウレンジャーが戦う姿を見て、自分も戦う姿に妄想を膨らませるラプター。すると、夢パックンは美味しそうな夢の気配を感じてラプターに襲いかかり、ラプターは抵抗するも無力。結局スパーダに助けられます。
ヒューマノイドロボットが人間の持つ感情に憧れる、とか、サポートロボットが先頭ロボットに憧れる、というのは、よくある構図ではあります。
しかし、ラプターは操縦士として設定されているロボット。
確かに、戦闘に向いているとは思えません。
スパーダも、ラプターに用事を済ませてオリオン号へ早く帰るように警告します。
その後、オリオン号へ帰るラプターを追いかけてラッキーもオリオン号へ。
ラプターを励まし、また地球へ連れ出します。
戻ったラッキーたちを待ち受けていたのは、夢を食われた子供の親たち。
親たちは、「たかが子供の夢を食われてれば安全」と夢パックンと戦うキュウレンジャーを非難します。
一見ひどい親たちですが、彼らは夢パックンに抵抗するすべがないので、仕方ないっちゃ仕方ない。でも、せっかく助けてくれる人たちがいるんだから、助けてもらえばいいのに、とも思います。
ラッキー「夢をなくして生きるなんて、死んでるのと同じだ」
ラッキーの、「夢を押し込めるのは、夢パックンと同じ。」というスパーダへのセリフが、スパーダを戸惑わせ、ラプターの背中を押します。
そらそうですよね。スパーダはラプターが危ない目に遭わないように、と思っているだけなんですから。
そしてラプターが覚悟を決めた瞬間、キュー球が。
翼を持って、ミサイルよりも早くとぶ飛行系の能力の持ち主。
ワシ座ですね。
ワシ型ロボットで巨大化した夢パックンと果敢に戦います。
これで地球に降り立っているキュウレンジャーは6人になりました。
合体するのは5人。
完全に置き去られたハミィ。
さて、ラプターの必殺技で見事夢パックンを倒すことに成功し、
キュウレンジャーも残す所オレンジのスティンガーのみとなりました。
次回は、Space5 宇宙の究極の救世主
スティンガーが仲間になって、いよいよ9人揃うんでしょうか。
楽しみですね!
キュウレンジャーの深イイ話
キュウレンジャーも30分の短い枠の中に、ちょっとした深い話が入っていて、考えさせられますね。
今回は、イエロー(&地球の親たち)とラッキーのどっちの立場がより望ましいのか、という話でした。
本人の夢を叶えるために、あえて危険な道を行き、結果的に夢が叶ったラッキーと、「操縦士アンドロイド」である、という枠にはめて、安全な場所で役割を果たすようにしたイエロー。
何も試さないうちから、子供の夢を押し込めてしまう、ということが問題のようで、でもその裏には、子供に危ないことをして欲しくない、という親心があるわけです。
つまり、ラプターが戦おうとして、ダメだったとしても、いくらでも助けられる環境だった。実は、本当に危険か、と言われるとそんなこともなかったんですね。
そういう状況を整理していくと、だったらやってみればいいじゃん、と思う人が案外多いんじゃないでしょうか。
可愛い子には旅をさせよ、と言います。
子供もいずれ大人になって、親の保護から離れて行きます。
むしろ離れて自立して欲しいわけです。
だとしたら、子供が自立を望み、それが適当な難易度なのであれば、背中を押してあげるのも親の役目なのかな、というそんな深い回でした。
なんだけど!今回出てきた夢が
「お腹いっぱいご飯を食べたい」
「みんなと一緒に戦いたい」の2つだけなんです。
いや、ご飯はさ、もっとこう・・・
他にもあるでしょうよ。。。
パイロットになりたい、とか、ヒーローになりたい、じゃいけなかったんだろうか?
宇宙戦隊キュウレンジャーの見逃し配信情報:TVer(ティーバー)・ビデオパス
宇宙戦隊キュウレンジャーは、テレビ朝日で放送されています。
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